新しい採用施策を一つ増やしたら、一つ減らす。
Column
2026.10.1

今日も人材会社からの営業電話。中には爽やかで感じの良い営業もいる。魅力的に思うサービスもある。そしてまた新しい施策やプラットフォームが増える。また一から操作方法を覚える。でも結果は出ない。そんな負のループに貼っていませんか?
こんにちは。
アイデアが次々と湧き、新しいサービスにすぐに飛びつき、
そして、わけがわからなくなる人事の扉株式会社の桜井透です。
採用担当者の仕事は、年々増えています。
SNSをやらなきゃ。
スカウトも送らなきゃ。
ショート動画も始めなきゃ。
インターンも企画しなきゃ。
合説にも出なきゃ。
会社説明会のプレゼンも改善しなきゃ。
内定者フォローも強化しなきゃ。
採用を取り巻く環境が変化している以上、新しい施策に取り組むこと自体は必要です。
ただ、ここで大きな問題があります。
新しい仕事は増えるのに、古い仕事がほとんど減っていない。
SNS採用を始めても、求人媒体の更新は続ける。
スカウトを始めても、これまで通り合説には全部参加する。
インターンを増やしても、会社説明会の回数は減らさない。
ショート動画を始めても、採用パンフレットも毎年作り直す。
こうして、採用担当者の業務だけが積み上がっていきます。
でも当然ながら、1日は24時間のままです。
特に中小企業では、採用専任者がいる会社ばかりではありません。
総務や労務、社員研修などを兼任しながら採用を担当している方も多くいます。
そこへ「これからはSNSですよ」「スカウトをやりましょう」「動画が重要です」と、新しい施策ばかり追加しても、いつか限界がきます。
仕事を一つ増やしたら、一つ減らす
私は採用担当者に、こんなルールがあってもいいと思っています。
SNSを始めるなら、何をやめるのか
スカウトを強化するなら、何を減らすのか
インターンを増やすなら、参加する合説を見直せないか
ショート動画を始めるなら、従来の広報物を減らせないか
新しい施策を始めるときに、必ずセットで「何をやめるか」を考える。
これだけで採用活動はかなり整理されます。
採用担当者の時間も、立派なコスト
企業は採用媒体の50万円、100万円には敏感です。
ところが、採用担当者が成果の薄い仕事に毎月20時間、30時間使っていても、意外と見直されません。
しかし、人の時間も立派な経営資源です。
成果の低い仕事を続けた結果、本当に時間を使うべき応募者対応、インターン、説明会、面接、内定者フォローがおろそかになるなら、本末転倒です。
採用戦略とは、新しいアイデアを増やすことだけではありません。
限られた時間を、どこに集中させるかを決めることです。
「やらないこと」を決めるのも採用戦略
採用研修やセミナーでは、SNS採用、合説プレゼン、インターン設計、面接、ショート動画など、新しい手法を学ぶ機会がたくさんあります。
もちろん、それらも大切です。
ただ、新しい方法を学ぶ前に、一度いまの採用活動を全部並べてみてください。
そして、それぞれを
「続ける」「減らす」「やめる」「仕組み化する」
の4つに分けてみる。
これだけでも、採用担当者の負担は大きく変わります。
仕事は、増やせば成果が出るわけではありません。
何かを始めるなら、何かをやめる。
「やらないこと」を決めるのも、立派な採用戦略です。
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