BLOG ・ COLUMN

採用コラム・読み物

TOP

/

採用コラム・読み物

/

厳しさを伝えるのは、憧れがないと刺さらない。

厳しさを伝えるのは、憧れがないと刺さらない。

  • Column

2026.10.1

厳しさを伝えるのは、憧れがないと刺さらない。

「サンドウィッチマンみたいになりたい!」「千鳥みたいにゴールデンのMCになりたい!」
もしかしたら、ダイアンも。

そんな若者に対して、
「芸人はそんな甘い世界じゃないよ」
「売れるのはほんの一握りだよ」
と現実を伝える。

これは決して間違っていません。

むしろ、本気で芸人を目指している人にとっては、覚悟を確認するためにも大切な話だと思います。

ところが。

そもそも芸人になりたいと思っていない若者に、

「芸人は厳しい世界だ」
「売れるのは一握りだ」
と熱心に説明しても、
「いや、別に芸人になりたいと思ってないし」
で終わります。

実はこれと同じことが、中小企業の採用現場でもよく起こっています。

「厳しいことも最初から伝えています」

経営者や採用担当者から、こんな話を聞くことがあります。

「入社してから『聞いていた話と違う』となってほしくない」

「すぐ辞められると困るので、最初から厳しいことも伝えています」

この考え方そのものは、とても大切です。

仕事内容の大変さ。

繁忙期。

覚えなければならないこと。

仕事に求められる責任。

採用で良い部分だけを見せて入社してもらえば、当然ミスマッチは起きやすくなります。

だから、リアルを伝えることは必要です。

ただし、一つだけ問題があります。

それを伝える順番です。

まず「やってみたい」と思ってもらう

芸人の例なら、最初に伝えるべきなのは、

「芸人は売れるのが難しい」

という話ではありません。

例えば、

「芸人って、多くの人を笑顔にできる仕事です」

「自分のコンプレックスや黒歴史さえ、笑いに変えることができます」

「辛かった出来事も、恥ずかしかった過去も、人生すべてがコンテンツになります」

そんな話を聞けば、

「芸人って、ちょっと面白そうだな」

と思う人が出てくるかもしれません。

そこで初めて、

「でも、現実はそんなに簡単じゃない」

「売れるまでには長い時間がかかるかもしれない」

と伝える。

つまり、

魅力を知る
↓
興味を持つ
↓
志望度が高まる
↓
現実を知る
↓
それでもやりたいかを考える

この順番です。

採用もまったく同じ

学生や求職者は、最初からあなたの会社に入りたいわけではありません。

会社説明会に来た時点でも、

「とりあえず話を聞きに来た」

「業界研究の一つ」

くらいの人は少なくありません。

そんな段階で、

「うちは仕事が厳しいです」

「若いうちから責任を持ってもらいます」

「楽な仕事ではありません」

とリアルばかりを伝えてしまえば、

「では、他の会社にします」

となってしまうのは当然です。

これはミスマッチ防止以前に、まだマッチングが始まっていないのです。

まず必要なのは、

「この仕事、面白そう」

「この会社で働いてみたい」

「こんな人たちと一緒に働きたい」

と思ってもらうこと。

そのために、会社説明会やインターン、採用SNS、ショート動画などを使って、仕事の面白さや社会的な意味、働いている人の魅力を伝える。

そして、志望度が高まったところで、仕事の厳しさや大変な部分もきちんと伝える。

そこで、

「それでもやりたいです」

と言える人を採用する。

これが、本当の意味でのミスマッチ防止だと思います。

採用は「現実を隠す」のでも「最初から突きつける」のでもない

採用で大切なのは、良いことだけを伝えることではありません。

かといって、最初から厳しい現実ばかりを突きつけることでもありません。

魅力を伝えてから、現実を伝える。

言い換えれば、

興味をつくってから、覚悟を問う。

この順番です。

採用広報、会社説明会、インターン、選考。

どの場面で「魅力」を伝え、

どの場面で「リアル」を伝えるのか。

そこまで設計することが、中小企業の採用ではますます重要になっています。

厳しいことを伝えるのは悪くありません。

問題は、

「まだ好きでもない相手に、結婚生活の大変さから説明していないか」

ということです。

両想い採用を、デザインする。

地方×中小企業の採用に、「作戦」と「武器」を。

CONTACT

人事の扉株式会社

651-0084

神戸市中央区磯辺通1丁目1番18号 カサベラ国際プラザビル707

078-600-0365

T1140001133908

#採用支援20年以上の実績

#採用支援700社+

#地方×中小企業の味方