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研修で学んだことを、翌日の予定に入れる。

研修で学んだことを、翌日の予定に入れる。

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2026.10.17

研修で学んだことを、翌日の予定に入れる。

研修で学んだ内容を仕事に生かすには、受講後の感想だけで終わらせないことが大切です。翌日のどの場面で何を試すかまで決める、持ち帰り方を考えます。


こんにちは。部下に「伝え方」の本を貸したら、お礼に「聞き方」の本を渡された人事の扉株式会社の桜井透です。

研修の最後に「明日から頑張ります」と書く。気持ちは前向きです。でも、翌朝にはメールが届き、電話が鳴り、いつもの仕事が始まります。研修中には大事だと思ったことも、使う場面が決まっていなければ、ノートの中で待機したままになりかねません。

研修を企画するときは、受講者に何を伝えるかだけでなく、職場に戻ったあと最初に何をしてもらうかまで考えます。内容を全部覚えてもらうより、一つでも仕事のやり方を変えられるほうが、次の学びにつながると考えています。

たとえば、部下の話を聞く研修なら「傾聴を意識する」だけでは、忙しいときに思い出しにくい。「明日の朝の進捗確認で、こちらから助言する前に、今どこで困っているかを聞く」と書いてみる。いつ、誰と話すとき、何をするか。予定表に入れられるくらいまで具体的にします。

試す行動は、小さくて構いません。会議の進め方を学んだなら、次の会議の案内に「この場で決めたいこと」を一行添える。教え方を学んだなら、次に仕事を頼むとき、完成した状態の見本を一緒に渡す。どちらも場面例ですが、日常の仕事に組み込める形にすることがポイントです。

研修の学びを翌日の予定に書き込むイメージ写真

ただ、受講者だけで変えられないこともあります。新しい面談の時間を設けたいのに、予定を決める権限がない。試すには上司や同僚の協力が必要。そんな場合は、「実践してください」で終わらせず、誰に何を相談するかを最初の行動にします。研修担当者は、その相談先とつながるところまで支えられます。

上司との振り返りも、立派な報告書から始めなくてよいと思います。「何を試した?」「相手はどう反応した?」「次は何を変える?」と、実際の場面を聞く。うまくいかなかったときも、やる気の採点にせず、質問の仕方や試すタイミングを一緒に調整します。

まだ試せていなければ、その理由を確認します。使う場面がなかったのか、忙しくて忘れたのか、周囲との調整で止まったのか。同じ「未実施」でも、必要な支援は違います。できなかった理由を聞く時間も、研修を仕事につなげるための一部です。

研修の締めくくりには、感想を書く時間に加えて、翌日の予定を開く時間をつくる。「勉強になりました」の先に、実際に試せる約束を一つ置く。受講した人も送り出した会社も、何が変わったかを話せる研修を大切にしています。


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