本音の対話で信頼関係を深める 1on1コミュニケーション
セミナー
2026.11.04

主催:高砂市
部下の「特にありません」で終わる1on1。上司の失敗談と「ぐっと」「もっと」から本音を話せる関係と成長につながる対話のコツをお伝えしました。
▶セミナー概要
本音を言わない部下との対話は、普段の声かけから
上司が話すのは、武勇伝より失敗談
「特にありません」を、10点満点の数字からひもとく
沈黙を埋めず、すぐにアドバイスせず、部下の言葉を待つ
フィードバックは、良かった点の「ぐっと」と伸びしろの「もっと」
▶セミナーでお伝えしたこと
2026年11月4日、高砂市で「本音の対話で信頼関係を深める 1on1コミュニケーション」の研修に登壇しました。部下が安心して話せる関係づくりと、成長につながるフィードバックを中心にお伝えしました。
部下の返事が「特にありません」で止まる。面談の時間を設けても、上司ばかりが話して終わる。1on1は、予定表に入れるだけでは機能しません。普段から部下の話を遮ったり、悪い報告に不機嫌になったりしていれば、面談のときだけ本音を求めても話しにくくなります。
まずは、上司から挨拶する。話しかけられたら作業の手を止め、体を相手に向ける。悪い報告にも「教えてくれてありがとう」と返す。こうした日常の小さな行動が、安心して話せる関係の土台になります。
対話の入り口で上司から伝えるのは、武勇伝より失敗談です。うまくいかなかった経験や、そこから気づいたことを少し話す。完璧な姿ばかりを見せるより、失敗や迷いもあることを伝えるほうが、部下も自分の困りごとを話しやすくなります。ただし、自分の話で面談を埋めてしまわず、主役を部下に戻すことも大切です。
言葉が出にくいときは、今の状態を10点満点で表してもらう方法もあります。7点なら、残りの3点にある困りごとを一緒に整理します。漠然とした気持ちを数字にすることで、具体的な話の入り口をつくります。沈黙が続いても急かさず、言葉を探す時間を待ち、解決策をすぐに渡さず本人の考えを聞きます。
フィードバックは、「ぐっと」と「もっと」。良かった行動と、改善すればさらに良くなる点を、具体的な事実で伝えます。「よく頑張った」だけで終えず、どの行動がどう役立ったのかまで言葉にします。
「もっと」を伝えるときも、人格を決めつけず、確認できた行動から話します。資料の例では、報告書の誤字という事実を共有し、改善する意味を伝えます。過去のミスの指摘にとどめず、次にどんな行動を取ればよくなるのかを、本人とすり合わせます。
最後に大切なのは、対話の後の行動です。要望をその場で安請け合いせず、すぐできること、時間がかかること、できないことに分け、対応や理由を伝えます。話を聞き、約束を守り、次の対話につなげる。その積み重ねが、1on1を信頼関係を深める時間に変えていきます。
人事の扉株式会社では、採用・定着・ショート動画制作・SNS運用・コミュニケーション研修など、企業・団体の課題に合わせた研修・講演を実施しています。身近な事例を交えながら、参加者が自分ごととして考え、明日からの行動につなげられる研修をお届けします。