採用SNSは、担当者の顔が見えるほど強くなる。
採用SNS
Column
2026.10.12

採用SNSで信頼をつくるのは、完璧な動画ではありません。同じ人が、同じ言葉で、会社の日常を誠実に伝え続けることです。信頼が応募を動かします。
こんにちは。採用SNSでは「顔を出すと親近感が出ます」と話しながら、自分のプロフィール写真を選ぶときだけ急に慎重になる人事の扉株式会社の桜井透です。
採用SNSを始めると、「若い社員を毎回出したほうがいいですか」「部署ごとに違う人を登場させたほうが飽きられませんか」とよく聞かれます。もちろん、いろいろな社員の姿が見えることには意味があります。ただ、毎回違う人、違う言葉、違う雰囲気で投稿していると、情報は増えても会社の輪郭が見えにくくなることがあります。
応募者がSNSを一度見ただけで応募することは、ほとんどありません。最初は何となく動画を見て、数日後に別の投稿を見て、採用ページを開き、またSNSに戻ってくる。その往復の中で、「この人が話している会社なら、もう少し見てみよう」と思える顔があると、発信が点ではなく線になります。
大切なのは、有名人のように話がうまい担当者を選ぶことではありません。仕事のことを自分の言葉で話せて、分からないことを分からないと言える人のほうが、採用SNSでは信頼されます。少しくらい言い直してもいい。言葉が完璧でなくても、その人が毎回同じ温度で話していることのほうが、会社らしさになります。
担当者を固定すると、制作側にも良い変化が出ます。毎回ゼロから出演者を探さなくてよくなり、撮影の段取りも早くなる。本人も回数を重ねるうちにカメラに慣れ、台本を読むだけの話し方から、自分の経験を伝える話し方に変わっていきます。継続は根性ではなく、迷う工程を減らすことで生まれます。
まずは一人、「この会社のことを、この人から聞きたい」と思える発信者を決めてみてください。社長でなくても、人事でなくても構いません。採用SNSで覚えてもらうべきなのはロゴだけではなく、会社の言葉を届ける人の顔です。
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