面接の最後に、結果の連絡日を約束する。
Column
2026.10.14

面接後の連絡は、結果だけでなく「いつ、どう届くか」まで伝えておきたいものです。社内の判断が長引くときこそ、応募者を待たせたままにしない段取りを考えます。
こんにちは。約束を曖昧にしない大切さを語る前に、自分の面倒くさがりも何とかしたい人事の扉株式会社の桜井透です。
面接の最後に「結果は後日ご連絡します」と伝える。よくある案内ですが、この「後日」は、会社と応募者で受け取り方が違うかもしれません。会社には選考の予定が見えていても、応募者には見えていません。私は、面接を終えるときには、何を聞けたかだけでなく、相手が何を待つことになるかまで整えておきたいと思っています。
伝えることは、結果を連絡する期日、連絡方法、連絡が届かない場合の問い合わせ先です。たとえば案内文なら、「○月○日までに、合否にかかわらずメールでご連絡します。届かない場合は、この窓口へお問い合わせください」。これは説明用の例です。実際には、自社で守れる日付と方法に置き換えてください。早く見せるために無理な期日を約束しても、後で困るのはお互いです。
その約束をする前に、社内で決めておきたいこともあります。面接官はいつまでに評価を提出し、誰が判断をまとめ、誰が応募者へ連絡するのか。担当者が休みなら、誰に引き継ぐのか。「誰かが連絡しているはず」を残さないところまでが、私の考える面接の段取りです。
判断が長引き、約束した日までに結果を出せないこともあるでしょう。そのときは、結果が決まるまで黙って待たせるのではなく、期日を過ぎる前に連絡する。たとえば「確認に時間を要しており、予定していた日に結果をお伝えできません。申し訳ありません。○月○日までに改めてご連絡します」と、遅れることと次の連絡日を伝えます。まだ結果を約束できないなら、次に状況を知らせる日を約束する。この二つは分けて考えたいところです。
応募者にも予定があります。別の会社への返答や、現職の仕事との調整が必要かもしれません。「いつまでに状況が分かると、ご予定を立てやすいですか」と確認してみる。ただし、他社名や選考内容まで無理に聞き出す必要はありません。希望に合わせられない場合も、対応できる日を率直に伝えるほうが、曖昧な期待を持たせずに済むと私は考えます。
連絡したつもりを防ぐために、応募者ごとの記録には、約束した日、連絡担当、実際に送った日を残しておく。送信エラーが出ていないかも確認する。大がかりな仕組みを導入する前に、いま使っている管理表でも見直せる部分です。確認を面倒に感じる私としても、記憶と気合いだけに任せない形を考えたいものです。
会社の誠実さは、面接中の丁寧な言葉だけでは伝えきれません。面接が終わった後に、小さな約束をどう扱うかにも表れると思います。次の面接では、最後の挨拶の前に「結果はいつ、どの方法でお伝えするか」を一緒に確認してみてください。
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